テレワーク導入のデメリットをまとめておきます。コロナウィルス対策として4月13日より私の勤務先でもテレワークを急遽導入しました。準備期間も無く始まったテレワークですが、メリットがあれば当然デメリットもあります。急に始まってしまったがために起きた不具合なども多々ありますが解決していく必要があります。
テレワーク導入!社員側のデメリット
テレワークをしてみて分かった事は「テレワークに向く人」と「テレワークに向かない人」に二極化するという事です。業務に寄ってもテレワークに向かない業務もあります。以下にテレワーク導入のデメリットを挙げて行きます。
VPNサーバーが重たい・繋がらない
詳しい仕組みは分かりませんが、最初は会社のサーバーに繋がらず会社のサーバーにあるデータを使えず業務になりませんでした。テレワークで在宅勤務開始だ!と意気込んだ当日、会社のサーバーに繋がらずに午前中を棒に振りました。
繋ぎ方間違っているのか?と思って心配して他の人に聞いてみたら、日本中で急にテレワークが始まったのでVPNサーバーがパンクしていて繋がり難くなっているとの事でした。
この点につきましては、朝早起きしてパソコンを起動してVPNサーバーに接続して業務出来る状態にしておけばOKでした。次の日から問題なく仕事が出来るようになりました。
ただ、同じ部署の人にその旨情報共有したのですが、出来ない人はその後もサーバーに繋がらないです。困りましたと言っていました。基本的な自己管理能力やパソコンスキルが無いとテレワークは難しいと感じました。
サーバの問題については、いずれシステム会社のサーバーが増強されるだろうから時間が解決する事が予想されます。
業務環境は業務開始前に整えておく
紙媒体の資料が無いとできないことが多い
給料計算業務など紙媒体での資料が無いと出来ない業務が沢山あり困りました。他にも紙で届いた請求書をチェックしないと支払関係業務は出来ません。これらを解決する手法を考えていく必要があります。
テレワーク中おやつを食べたくなる
私の場合だけかも知れませんが、家に居ると何か食べてしまいます。体に良くて血糖値が急上昇しないようにナッツ類を食べるようにしています。
適宜休憩入れないと疲れる(VDT作業)
パソコンによるVDT作業を集中して行えば疲れるに決まっています。就業時間が通常の企業だと8時間程度ですが、そんなに長い時間業務を行えば疲弊します。何故ならテレワークでは集中出来過ぎてしまうためです。
プロのバイオニリストなど集中状態のプロとも言える人でも、集中して練習できる時間は5時間が限度だと言います。
「VDT作業のガイドライン」で検索すると厚生労働省や各種労働局などが「ガイドライン」を作成しています。参考にして適宜休憩しながら仕事する事をお勧めします。
基本的な事ですが、ディスプレイが明るすぎる場合などは目が疲れるので輝度設定などする事をお勧めします。
休憩を必ず取り業務効率を考える
仕事が終わるまでエンドレスワーク
決算期だったこともあり、私がテレワークを開始した所、何時になっても業務が終わらずエンドレスワークだな!とため息が出ました。そして、1日が終わると疲れがドット出てしまいました。
次の日からの業務効率が落ちてしまう事が分かり、1日の業務時間を明確に区切る必要性を感じました。真面目な人程、テレワーク中でも頑張り過ぎてしまう傾向があります。
休憩を必ず取る。1日の業務終了時間を明確に決める。これらを絶対のルールにして、業務効率を高める事を意識する必要があります。
テレワークの業務時間を明確に区切る
テレワーク中会社に出社すると業務にならない
テレワーク中に、交代制で会社に出社する事になりました。出社すると、会社に届く郵便物やFAXなどの処理をする必要がありました。テレワーク中の人のためにスキャナで取り込んでデータ化して会社のサーバーに入れて処理します。他部署に届いた書類なども担当者にLINE WORKSで連絡も入れておきます。
これらの業務をしていたら、自分の業務時間が圧迫されてしまい仕事になりませんでした。この点は将来的には改善されていく事が予想されます。
例えば「FAX書類が電子データで自動保存される機能」「郵便を止めて電子データで会社の決められた送付アドレスに送るシステム」などが考えられます。
会社にテレワーク業務を支援する人が出社必要
自宅の水道光熱費が上がる
4月からテレワークが導入されてまだ、気候も良い時期なので良いのですが、真夏や真冬では冷暖房を付けて自宅で作業していれば、その分光熱費も上がります。
意外な所では、トイレットペーパーの消費量が増えるという事です。用を足した後に水を流すので水道代も上がります。
自己管理スキルが必要
休憩時間管理、仕事の予定管理、仕事締め切り管理、など全て自分で把握して組み立てて行く必要があります。テレワークには自己管理スキルが必要です。
気持ちの切り替えが必要
ずっと家にいるので、仕事とプライベートの区切りをつける必要があります。例えば仕事着に着替えるなどのルーティーンを作っておくと良いでしょう。
テレワーク導入!会社側のデメリット
テレワークを導入した際に、会社側から見たデメリットをまとめておきます。当然、良い事ばかりではありません。
テレワーク中にサボっていても分からない
テレワーク業務中にサボっていたり、テレワークを上手く活用できずに業務効率が下がってしまっている社員が出てくる場合があります。
この点については、テレワーク業務で行った業務の成果物を提出させる、業務日報を提出させるなどの会社規定を考えていく必要があります。
セキュリティー対策が未整備
パソコンのセキュリティー対策だけでなく、会社として持ち出し可能書類の判別なども整備できていません。コロナウィルス対策として急遽テレワークが導入されたため仕方がありませんが、今後整備してく必要があります。
テレワークで会社支給が必要になる備品
テレワークで在宅業務をするために、パソコンの他にも必要になる物が色々あります。会社として社員に支給する必要があり、経費負担があります。
ノートパソコンなど支給が必要
会社情報を個人パソコンで業務させれば、個人パソコンにデータが残ってしまいます。また、ウィルス対策ソフトなどの設定が済んだパソコンでないと業務に使う訳にはいきません。
コロナ対策で急遽テレワークが導入された企業の場合、「自宅のパソコンを使って下さい。」という場合もあるそうですが、セキュリティーの面からみて好ましくありません。
どうしても会社業務を自宅で行って貰うためには会社からパソコンを支給する必要があります。持ち帰って業務するのに使うのであればノートパソコンが必須です。
セキュリティ対策されたノートパソコン
ヘッドマイクセット
テレワークで会議などを行う際にヘッドマイクセットが必要になる。という事でかなり売れて品薄になっています。
オンライン会議ソフト
オンライン会議を行うのにソフトが必要ですが、1位は「Skype」2位は「Zoom」3位は「Microsoft Teams」との事です。導入・設定が必要です。
オンライン会議ソフト
1位 Skype
2位 Zoom
3位 Microsoft Teams
※Zoomが特に伸びて人気になってきています。使い易い事が推測されます。
携帯電話のデザリングなど通信環境
自宅のWIFIでインターネットにつないで仕事をして貰った場合、セキュリティー面で不安が残ります。そうなると携帯電話を支給してデザリング機能を使ってインターネット接続してもらうなどの対策が必要となります。
セキュリティ上安全なネット回線
テレワークで個人宅に必要になる備品
テレワーク導入した場合に、個人宅でも必要経費があります。特に、家にいる事で、水道光熱費が必要になってくる点は痛い出費になります。
机とイス
1日8時間程度在宅勤務する事になるので、机と椅子が無いと業務し難いです。裏技として何か台の上にノートパソコンを置いて立って仕事すると言う手もありますが、通常の人は机と椅子が欲しいと思うはずです。
私の場合はスタンディングディスクを導入しています。使い始めて何か月かすると肩こりや腰痛が和らぎます。
イヤホンと音楽
在宅ワークで必要な物をまとめたサイトなどでイヤホンと音楽を紹介しているサイトをみました。音楽を聴きながら仕事をすると効率が落ちる場合がほとんどだと言う、実験結果があります。
人によっては音楽を聴いても集中できる人もいるようですが、一般的にはお勧めできません。恐らく音楽を聴きながら仕事をしていると会社の上司が知ったら良い顔はしないでしょう。
観葉植物
自分のデスクに観葉植物を置くと肌荒れが減少するという実験結果もあります。作業効率も上がるという実験結果もあるのでおすすめです。
空気清浄機・加湿器・エアコン
仕事環境を整える上で、温度変化が多いと作業効率が下がる事が実験で確認されています。25度くらいの温度で作業するのが効率的です。
エアコン暖房を入れると乾燥するので加湿器付きの空気清浄機があると、快適になります。乾燥対策以外でも「浮遊カビ菌の除菌」「浮遊ウィルス・アレル物質の抑制」などに定評があるシャープの「プラズマクラスター」がお勧めです。
珈琲・お茶など嗜好品
家でひたすらに仕事をしていると休憩を忘れてしまいがちです。珈琲を入れる時間、お茶を入れる時間を取って休憩するようにするのも自己管理の1つとして有効です。直ぐにお湯を沸かせる電気ケトルなどもあると便利です。私の場合は基本的には白湯を飲んでいます。
運動用品
バランスボールとか健康ステッパーとか欲しい!と言われる方もいますが、個人的には腕立て、腹筋、背筋、スクワットで十分かと思います。階段がある方は階段の上り下りも効果的です。
テレワークの家庭内仕事環境問題
コロナウィルス対策として急遽テレワークが決まった会社が多く、どの家庭でも仕事環境が整っている訳では無いので困っている人が多い状況です。
通常時であれば、喫茶店などがオープンスペースを提供しているので活用できます。ただ、現在ではコロナ感染リスクを無視していると問題視されています。
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